英語論文抄読会

2014.11.17

松戸市小金原しんぽ歯科医院の新保です。
15,16日の2日間京都にて行われた3回目となる英語論文の勉強会へ行って来ました。
以前にも紹介しましたが、ロマリンダ大学、カーン先生の弟子の森本先生に講師をお願いして文献を読み解いていく会です。
診療後、急いで東京駅から新幹線に乗ろうと切符売り場へ行ったものの朝新幹線によじ登り感電した男性がいたおかげで大分遅れ、少し遅刻、会場は駅前でしたが、さすが京都、ものすごい観光客。
ちなみにビジネスホテルもこの時期は料金倍になってました。
今回は角化歯肉の有無による歯、インプラントに対する影響を多くの文献をもとに詳しく考察しました。
角化歯肉とは歯の際の歯茎表面の硬い部分の事で、無いか量が少ないと歯ブラシが痛かったり、炎症気味になったりするため、上顎の皮を一層採り、貼り付ける治療をする事があります。この処置はかなりの痛みを伴うので、患者さんの苦痛も大きい為にやるかやらないかは慎重に検討します。検討する場合の拠り所になるのが論文になります。

そもそも角化歯肉が必要かどうかでも沢山の文献があり真っ二つに意見が分かれます。

ただし中にはかなり怪しいものも含まれていますのでデータの収集、標本の偏り等様々な角度から検討して議論をすることになります。
日本の歯学部教育ではほとんどやりませんがアメリカの大学ではかなりのウエィトで時間をさきます、かなりシビアらしいですが。
丸2日座りっぱなしで大変でしたが皆の翻訳も早くなったのがハッキリ分かります、非常に地味な勉強会ですが確実に実力がつきます、興味ある方は是非どうぞ。
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