UCLA 研修報告

2013.04.02

Joseph Kan

Joseph Kan

 

Henry Takei

Henry Takei

 

William Yancey(副歯学部長)

 

松戸市小金原しんぽ歯科医院の新保です。

一週間研修が終わりました。
後半のハイライトは1ヶ月前にも来日したばかりのロマリンダ大学のジョセフカーン教授によるソフトティシューマネージメントについてのレクチャー。
前歯のインプラント治療において遭遇する様々なケースについてどのように治療計画をたてて治療していくのか。
数多くの文献をもとにエビデンスベース診断していくことはとても重要です。今回の研修でも嫌というほど痛感させられました。

夜学内で行われたパーティーで歯周病の大家のヘンリータケイ先生と話す機会があり、診断や説明に時間を取れない程患者さんを診ることは
後でお互いに悪い結果になるのですぐに止めなさいとアドバイスをもらいました。
私の恩師である予防歯科の第1人者の熊谷崇先生とヘンリー先生とは旧知のなかなので日本の歯科事情についてはご存知で、いろいろな制約があっても1本でも多くの歯を残す努力をしなさいと繰り返し言われました。但しきちんと診断して悪い歯は早めに抜歯をし治療してメインテナンスしなさいと。
当医院の方向性についても意見を交わしましたが、目指してきた事は間違いないので気を抜くことなく精進しなさいといわれました。。但し衛生士も含めもっと文献をよむようとの御指摘、これからの課題です。
2年間にわたるUCLAジャパンプログラムは今回でひとまず終了となりますが、9月にLAにてどう展開していくか先方と打ち合わせしてきます。
今回幹事の大役をおおせつかり、日米両国のトップレベルの臨床家の方々と深い絆で結ばれたキャリアはわが医院と私にとっての大きな財産となりました。
ヤンシー副学部長はじめJAIDの諸先生方、気持ちよく送り出してくださった当院の患者さん方、留守を守ってくれたスタッフの皆様身に改
めて御礼を申し上げます。