東日本大震災の現地状況

2011.10.31

111031_135036.jpg松戸市小金原しんぽ歯科医院クリニカルコーデイネーターの石川です。
昨日は友人のご紹介で東京中小企業家同友会主催の池間哲郎先生のお話を聞いてまいりました。
池間氏(日本アジアネット代表)は震災直後から仙台市に東日本大震災支援センターを開所してさまざまな角度から現地を支援しているかたです。
既に震災から半年以上が過ぎ首都圏では少しずつあのショックが風化しつつあるなか、被災地では思うように進まない復興に堪えながら厳しい冬を迎えようとしています。
お話の内容の一部をご紹介します
・地震による被害は5%後の95%は津波による被害。
・過去に津波に対する警告は何度も出されたが、ここまでの津波が来ることは予想できていなかたた。
・「てんでんこ」。古くから自然災害にあってきた地方でいざというときは自分自身の身を守ることだけ考えて行動せよ、というおしえ今回この教えで難をのがれた方が多数いらした。
・自衛隊の皆さんの心からの復興支援。長期に及ぶ不眠不休の激務、遺体捜索活動に携わった若い自衛官の中には精神に障害をおこされた方も多数いらした。
・ボランテイアは現地の組織のサポートを心がけた。一日も早く自分たちの足で歩いていただく為。
・物資による支援は最初の1ヶ月それ以降は保管場所に維持費がかかる。だから使われなかった援助物資を焼却処分(一番お金のかからない方法)することに理解を。
・大きい支援団体は焼け太り中々資金が現地に届かない、手元にお金が残るようじゃダメ。
・最後にこの震災に付け込んで待ってましたとばかり、近隣諸国が日本の領土や領海を脅かしにきた事を忘れてはならない。
アメリカのトモダチ作戦の意義をもう一度考えてみてください。日本の平和はただボーとしていたのでは維持できないのではないでしょうか。
一日も早い東北の復興が、日本の未来平和の足がかりとなる気がしました。
自分にできることでお手伝いをしていきたいと思います。
石川砂由里〓